
テンション高く!
ーー売れる本に共通するものがあるとすればなんだと思いますか?
売れる本の傾向は時代や景気をある程度反映していると思いますが、基本的にテンションが高い本が売れてるような気がします。そもそもニーズなんてないと思うんですよ。
だから、手に取りたくなるようなモノ、買って使うことで自分がよい方向に変わるかもしれないというモノしか売れないのかもしれません。
| 20代、お金と仕事について今こそ真剣に考えないとヤバイですよ! | |
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野瀬 大樹
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) 2009-04-14 おすすめ平均 |
この本も最初はこんな感じではなかったんですよ。タイトルも帯のコピーも一番初めの案に比べて、がらっと変えました。
最初はタイトルに「参考書」という言葉を使っていたり、帯には「会計士夫婦が教える、不況に負けない人生設計の作り方」というフレーズを入れて、全体的に落ち着いた雰囲気だったんです。
周りの意見も聞いてみようと思い、スタッフと意見交換をすると、「“参考書”なんてもう読みたくないよね」という意見が出たり、「ヤバイ」という言葉は危機感があっていいんじゃないか、という案が出ました。そして「今こそ真剣に」を追加して、帯に数字もがんがん入れました。
これは今売れてますね。ビジネス書ランキングでも上位に入っています。この結果から見てもやはりテンション高い本が今売れている!ということに確信を持ちましたね。
ーーやはりコピー力はピカイチですね。
コピーは大切ですよね。本の決め手は、カバーとタイトルで半分以上占めると思います。
新刊の『営業マンのここが嫌い』もデザイナーさんにテンション高めに!とお願いしました。文字から炎を出してもらったり、水色がさっぱりしすぎてるから、違う色にしてもらったり。
文字も明朝で読みやすいんだけど、元気がないな、とか。これからはブックデザインとタイトルにさらにこだわっていこうと思っています。
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営業マンのここが嫌い 高橋 宗照 クロスメディア・パブリッシング(インプレス) 2009-06-15 |
ーーインスピレーションを大切にされているのですね
今まで自分のピンときたタイトルであったり、自分が読みたい本を作っていたんですよ。それが正しいかは賛否両論で、自分の読みたい本を作っていてはダメだと言う意見もあります。
でも、僕みたいな人間がビジネス書のコアな読者なわけだから、自分が変に大上段に構えて、「俺がお前達を啓蒙してやる!」という姿勢でいるより、自分が素直にお金を払って読みたい本を作っていくほうが、売れるのではないか、と思います。
すべての作品に自信があります
ーー『営業マンは断ることを覚えなさい』での小早川さんの伝説を聞いたのですが。
伝説ですか(笑)。これで失敗したらボーナスカットでもいいと、みんなが反対する中このタイトルで突き通したんですよ。
コンピュータ書を中心にやっていたので、この本が初めて手がけるビジネス書でした。そこで実際に営業マンの立場になって考えてみようと思い、居酒屋に飲みに行ったところ、周りは管を巻いているサラリーマンばっかりで。
きっと嫌な仕事も断れなくて、相当ストレスたまっているんだろうなぁと思って見ていました。そこで、「営業マンは断ることを覚えなさい」という、このタイトルだったら売れるだろうな、って素直に思ったんですね。
企画会議で提案したところ、そんなタイトルは無理だろう!という空気が漂っていたんですよ。当事者である営業スタッフにも、「断って注文が取れる、そんな夢のような営業があるか!」と言われましたし。そこで思ったんです。「そんな話ないでしょ?だから売れるんでしょ」と(笑)。
| 営業マンは断ることを覚えなさい (知的生きかた文庫) | |
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石原 明
三笠書房 2007-08 おすすめ平均 |
ーーボーナスカットとは思い切りがいいですね。
実際にボーナスカットをされたことはありませんが、自分が売れると思った本が出せるんだったら、ボーナスぐらいはたいしたことないと思ってましたね。他にも、「売れなかったら坊主にする!」など、昔はよくやってましたね。
ーー体育会系ですね(笑)
と言いつつ、坊主にすると言ったときは実は坊主みたいな髪形だったんです(笑)。とはいえ、それくらい渾身を込めて作りました!という意味だったんですよ。だからみなさん、ガンガン売ってきてください、と営業を巻き込んでました。
それくらいの姿勢じゃないとダメだと思いますよ。「坊主にしてもいいのか?」と聞かれて、うーん、となるようでは自信がないということじゃないですか。
大きい額を投資して出版するわけですから、作っているものに自信がないのなら、それは極論、ストップするべきだと思うんですよね。




読みやすい

お客さまを否定しない変な癖。




[...] (続く) [...]