
気になる出版業界のゆくえ
ーー今注目しているものはなんですか?
個人的には株式投資ですね。今、株価が低いですから。ちょうど、『株・投資信託、いま損を抱えている人の投資の処方箋』という本を編集したばかりで、「これはチャンスだ!」と株式投資を再開しました。
| 株・投資信託、いま損を抱えている人の投資の処方箋 | |
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中桐 啓貴
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) 2009-05-20 おすすめ平均 |
出版社をはじめたとき、株式投資はやめたのですが、よくよく考えると、出版の仕事も著者に投資をするという意味で株式投資に似てるからいいかなぁと。
あとは、出版業界の動きですかね。最近の業界としては、以前では考えられなかったことがけっこう今起こっていますよね。
ーー今後の出版業界についてどう思いますか?

小早川さんが手がけられた本の数々
メディアの先行きは気になりますよね。紙の価値を十分にわかりつつも、紙媒体が縮小していくのは仕方がないことです。だからといって、他のメディアやビジネスに進出すればうまくいくのかといえば、そう簡単ではありませんし。
これからは、出版業界の人間同士で集まって情報交換をする、業界紙から情報を得る、というだけではなく、異業種からの情報がますます参考になるでしょうね。
ーー参考にしている情報収集源はありますか?
そうですね~、毎日読んでる日経産業新聞は役立てていますよ。「ネット・メディア」の欄では、情報技術の進化をつかめますし、「生活・食品・サービス」の欄では、消費者動向や価格設定のトレンド、「国際BRICs」の欄では、原材料の値動きなど、出版業界に影響を及ぼすことが俯瞰的に読み取ることができます。
でも、アナリストではありませんから、出版業界の動向を論じる前に、価値ある本をつくり、読者に手にとってもらうように仕向けることが第一に考えることですね。
編集者という名のポータブルスキル
ーー編集者は現在、危機的状況にあるのでしょうか

編集者という仕事を通じて磨かれるのはずばり、プロジェクト管理能力です。
一丸にそうとはいえませんが、紙媒体だけで生き残っていくのは厳しくなっていきますよね。けれど、編集者としてのスキルはポータブルスキルだと思いますよ。これは確実に言える事です。
ビジネスパーソンに今求められている、プロジェクト能力、つまりは企画力、コミュニケーション能力、など、これらは編集者が持っているスキルですよね。
ーー潜在力を秘めた職業だと。
そうです。編集者は柔軟性がありますよ。世の中の流れを身近に感じられるし、人脈も広がります。僕も編集の仕事を通して、いろいろな方とお会いする機会があります。出版業界にあきたらこっちの業界にこない?と誘ってくださる方もいます。自分で会社をやっているので、行きたくても行けないですが(笑)。
書籍編集者としての能力があれば、紙だけでなく、その他のどんな媒体でもいけますよ。さらには、業種を超えても十分に通用する、素晴らしい職業だと思います。
ーーありがとうございました。




今こそ読むべき本
読み応えがある内容




[...] (続く) [...]