ダイヤモンド社 和田史子さん
ダイヤモンド社 和田史子さん

ダイヤモンド社 和田史子さん

第5回目にご紹介するのは、ダイヤモンド社の和田史子さんです。

村上式シンプル英語勉強法』や『絶対内定シリーズ』など

ヒット作を担当されています。

ハキハキとした、とっても明るい女性です。



企画してみんなに喜ばれる仕事



ーーダイヤモンド社に入社されてどのくらいになるのでしょうか?

10年になります。ダイヤモンド社では雑誌やウェブの編集をしていまして、書籍に移ってからは5年くらいになります。

ーーどういった雑誌をやられていたのですか?

前職を含め、いろいろやりました。情報誌から女性誌、中学生向け、男性向け、占いや英語の勉強などのテーマ別のムックの編集など読者層や内容も多彩です。

ーーダイヤモンド社は中途採用入社ですか?

はい。新卒で編集プロダクション(編プロ)に入社したんです。もともと雑誌編集を希望していましたが、実際に配属になったのが書籍の編集でした。希望と違う仕事でしたが、それが今日のキャリアにつながっているんですよね。その後、異動で雑誌編集を経験した後は、出版社に転職して雑誌編集を続けていました。会社を移りながら、書籍から雑誌、途中でウェブやデータベースの編集にも携わり、そしてまた書籍に戻ってきました。

ーーもともと編集者になりたかったのですか?

そうですね。学生時代から飲み会の幹事など、企画をしてみんなに喜ばれることが好きだったんです。好奇心も旺盛で、流行を作る仕事ができたらいいなと思っていました。そのときに浮かんだ職業の一つが雑誌の編集でした。ただ、あくまで軸は「企画をしてみんなに喜ばれる仕事」だったので、出版の他にもテレビの制作会社や通販の商品会社、メーカーなど幅広く就活していました。でも結局そのなかでもやはり一番やりたいことは編集だったのかもしれません。



現場を通じて自分の適性を図る



ーー学生時代のころから編集者を意識してみえたのですね。

大学2年生の頃、「自分の職業適性はなんだろう」と考えていたころで、2つの運命的なアルバイトに出会いました。一つは、電話の秘書代行という電話のオペレーターの仕事です。一人で自営業をやっている方が営業などで外出したときに、電話を転送します。その転送された電話を、あたかもその会社の秘書のように受けるという仕事です。2名のオペレーターで120社の電話応対をしていました。当然、全部違う会社名で電話に出なければいけないので、対応力が問われる忙しい仕事でした。

そこで社員の方に鍛えてもらい、メキメキ成長したんですよ。特に月曜の午前中などは、複数の電話が一気に鳴ります。慣れないうちはパニックでしたよ。でも、訓練の末、当時は最大7本の電話を同時に対応できるまでに成長しました。6本保留して交互に全部しゃべるんです。それも、それぞれの会社の秘書や事務員さんのふりをして。

マニュアルがあってもその通りにはいかない。常に臨機応変な受け答えを求められる仕事で、忙しくて1日はあっという間でした。とっさの経験を生かして、対応マニュアルに自分なりのアイデアを加えて他のオペレーターと情報共有したりしていました。そうやって、忙しい中で自発的に考え、動く仕事が意外と好きなのかもと感じました。

もう一つは、テレビやCM映像の会社でのアルバイトです。こちらは全然違う仕事で、映像の品質チェックや画像編集などのアシスタント業務。自分以外は工学部とか工業専門高校の理系卒の男性、いわゆる現場の叩き上げの職人みたいな男性しかいない職場でした。女の人は最短20分で辞めたという伝説の職場で(笑)。「ばかやろう!」とか「てめえ早くしろ!」など怒鳴られっぱなし、びっくりしました。20歳くらいで一生分怒鳴られたのではないかと思うほど、現場の男性陣から怒られてばかりでした。

なのに不思議と、全然嫌ではなかったんですよね。みんなが一生懸命仕事をしている、緊張感ある現場が居心地よかったんです。本気で働いているから本気で叱る。それがすごく伝わってきて、本気で怒ってもらえるってありがたいなと、その時初めてわかったんです。

ーー精神面が鍛えられたのですね。

でしょうか。ただ、映像会社のアルバイトは、仕事内容は技術的で、仕事のスキルはあまり成長しなかったんです。一方で電話のオペレーターは、自分が得意な仕事だと思えるようなものでした。この2つを同時並行で、大学卒業まで2年半ぐらい続けていました。

好きな仕事が必ずしも得意とは限らない。また、仕事内容だけじゃなくて、どんな人たち、どんな職場環境で働きたいのかということも、将来の仕事選びには大事なのだと実感しました。

さらには、人とのやりとりも嫌いではないものの、映像会社での0.5秒単位での映像編集といった地味で細かい作業も、結構好きだったりする。ただし、暇で受け身な仕事は苦痛で、忙しくて自分なりのやり方でできる仕事のほうが生き生きするらしい。

こんな具合に、自分が好きなこと、向いていること、何に喜びを感じているかというのが、一つずついろんな経験を通じて見えてきたんですよ。

そこに「企画をしてみんなに喜ばれる」という、やりたいことを重ね合わせた結果が、編集という仕事だったんです。

(続く)

ダイヤモンド社 和田 史子さん vol.1

更新日: 2010年 4月 28日| このエントリをはてなブックマークに追加このエントリをdel.icio.usに追加このエントリをLivedoor Clipに追加このエントリをYahoo!ブックマークに追加このエントリをFC2ブックマークに追加このエントリをNifty Clipに追加このエントリをPOOKMARK. Airlinesに追加このエントリをBuzzurl(バザール)に追加このエントリをChoixに追加このエントリをnewsingに追加

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