
編集必須アイテム

いつも持ち歩いているというペンケース
ーー愛用グッズやアイテムがあれば教えてください。
このペンケースは国立の雑貨店で買って、5年くらい使っていてもうぼろぼろなんですが、その中に最低限の筆記用具を一式入れています。
パイロットのスーパープチというサインペンは書きやすくて、適度に線が太くて判読性も良いので愛用しています。文具王の高畑正幸さんに以前お会いしたときにも、これはいいですよねとお墨付きをいただきました。
ボールペンは、本田直之さんも薦めているジェットストリームを使っています。4色+シャーペンという重装備でグリップがそれほど太くないのがいいですよね。
ラミーの万年筆は、ちょっと前に編集した『できる大人の“一筆添える”技術』に感化されて、伊東屋さんで購入しました。
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蛍光マーカーは、会社支給のものです。とくにこだわりはありません(笑)ガシガシ使うとすぐにダメになります。消耗品ですね。
カバンの中には、このペンケースと手帳、本3〜4冊がかならず入っています。あと、iPhoneは買ってまだ2カ月ですが、すっかり手放せなくなりました。
編集者でもある社長から学ぶこと
ーー千葉さんが仕事をしている中で影響を受けた人は?
書籍編集って、1冊1冊がそれぞれプロジェクトですから、一冊ごとに、いろんな人とかかわることができるんです。著者、翻訳者、デザイナー、校正者、印刷所の営業の方、書店員、書評家……。皆さんからそのつど影響を受けています。
同業者のみなさんからもすごく刺激をもらっています。友人の編集者がつくった本を書店で見ては、感心したり発奮したりしています(笑)。また同僚からのフィードバックにも、いつも励まされています。
前の会社では、二人お世話になった人がいます。
ひとりは、入社当初についた上司Kさんです。最初にひと通りのことをきちんと教えてもらって、あとは、いいようにやればいいよ、何かあったらちゃんとフォローはするからって言って、わりと放置してくれたんです(笑)。自分は、周りからあれこれ言われると面倒くさくなってしまうタイプなので、とても良かったですねー。
もうひとりは、中途退職者が増えて職場の雰囲気が微妙になった時期に、みんなで頑張って会社を良くしていこうと、社内改革の旗をふっていたOさんです。Oさんは、入社して間もない自分のような若者にも目を配って、本ができるたびに、「この本はこういうところが良かった」「ここはどういうふうにやったの?」というふうにフィードバックをしてくれました。転職をするときに一番残念がってくれたのもOさんでした。
今はなんといっても、社長の干場からたくさん学ばせてもらっています。著者との打ち合わせの進め方、原稿のまとめ方、コピーライティング、デザイン力(イラストレーターを使いこなして、ポスターや装丁までサクッとつくっちゃうんですよ…!)、社長室ブログやtwitterなどでアグレッシブに世の中にかかわっていく姿勢……本当に、学ぶところだらけです。
編集者とはディレクター
ーーでは、最後に千葉さんにとって編集者とは?
編集者とは、ディレクターだと思っています。そして編集者として大切なのは、ディレクション=方向付けをすることだと感じています。
企画というテーマがあって、原稿という材料があって、それを待っている読者という市場があって。そういったすべての条件を把握したうえで、このコンテンツをどういう方向にもっていくか、今この条件でモアベターな解を出すためには、どう動けばいいのか。
一度方向付けをしたらあとはそこへまっすぐ進めばいいですよね。ぴったり合ったデザイナーに装丁を依頼して、文章のテイストを考えて、タイトルを決めて、というふうに、すべての要素を一つの方向に向けて集約させていく。それがぴったりはまったら気持ちいいし、完成度の高い本が出来上がると思うんです。
まあ自分がどれだけできているかは別として(笑)、そういうことをいつも意識しています。
ーーどうもありがとうございました。








[...] (続く) [...]