
ヒット作『投資信託にだまされるな!』
ダイヤモンド社
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ーー『投資信託にだまされるな!』についてもう少し聞かせてください。
『投資信託にだまされるな!』も最初は趣味から入ったのですが、いろいろと調べているうちに日本の投資信託の現状を知るようになるわけです。そのうち、当時の日本の投資信託の市場は、かなりひどい状況であるという結論に行き着きました。2004年ころは3000本くらいの投資信託が販売されていましたが、著者といっしょに調べてみると、おすすめできる商品は10本くらいしかありませんでした。それ以外の商品は、投資内容は手数料を考えるとどう考えてもおすすめできるものでなく、銀行や証券会社がもうけるためのものだという結論になりました。これをうまく、一般の投資家のかたに伝えることはできないかと思ったわけです。
ーーではジャーナリスティックな路線の本ですか?
そうはしなかったんです。問題を指摘して批判するのはジャーナリストの役割だと思いますし、そういう本を作ったとしても、たいして売れないだろうと思いました。日常生活で考えるとわかりやすいのですが、怒ったり文句ばかり言っている人がまわりにいたら、たとえ言っていることが正しくても、ちょっと敬遠してしまいませんか。やっぱり、やさしく、楽しく、前向きな人と付き合いたいですよね? 本も一緒で、やはり前向きな内容で、かつ面白くする必要があると思うのです。
そこでどうしたかというと、まずデザインをやわらかくしました。例えば、普通「~してはいけない」というような文字は、警告の意味も含めて赤などの強い色にすることが多いんです。だけどこの本では、厳しいことを言いつつも温かみを持たせたかったので、暖色系の色でまとめることでバランスを取りました。タイトルは厳しめですが、サブタイトルには『正しい投資信託の使い方』とやさしく中身を説明する言葉をつけて具体的な対処法があることも示しています。
ーー1%の法則にあてはめるとどうでしょうか?
投資信託を買う人には傾向があります。まず定年以降の方、それと結婚して家族ができて、将来のことを気にしはじめている30代です。前述のように、それぞれ1000万人ずつ、合計2000万人をターゲットとして考えました。この場合、ターゲットにお年寄りも入っているので、読みやすいように本文の文字の大きさは14Q(3.5ミリメートル大)にします。小さなキャプションでも10Q(2.5ミリメートル)以上にします。投資にくわしくない人も対象なので、表現や説明のトーンも、やわらかく、わかりやすいものにしました。
内容についても、おもしろくするための工夫をしています。まず、知識の部分は問題形式にしています。パズルを解くような感覚で読んでもらうためです。この問題はなかなか凝っていて、実際の商品の広告やパンフレットを大量に集めて、それらの最大公約数的な「よくない商品」の見本広告をつくりました。この広告を見せつつ、どうしてよくないのかを説明しました。そして本の後半では、じゃあどうしたらいいかという具体策も解説しています。
その結果、『投資信託にだまされるな!』は20万部を達成しました。そしてうれしいことに、日本の投信にまつわる環境も少しずつ改善されてきています。
ーー読者からの反響はいかがでしたか?
そうですね、ありがたいことに感謝の言葉もたくさんいただきました。こういう情報は新聞やテレビにはほとんど取り上げられることはないので、この本を通じて、読者にとって本当に必要な情報を届けることができたらうれしいことはありません。
「これがなかった」がふんだんに盛り込まれた
『陰山手帳』
ダイヤモンド社
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ーー愛用のグッズはありますか?
いちばんは手帳ですかね。なにしろ自分で編集してしまったくらいですから(笑)。僕自身、手帳が好きで、毎年いろいろと吟味して買っていたのですが、罫線が濃すぎるとか、デザインが垢抜けないとか、メモのためのページがもっと欲しいとか、いろいろな不満があったんです。ちょうどそのころ、ほかの仕事で陰山先生とご一緒する機会を得て、手帳に対する考えが一致したので、『陰山手帳』を作りました。
デザイナーさんと東急ハンズの手帳売り場に行って手帳をどっさり買いこんで、他の手帳と比べながら、毎週打ち合せをしていました。もうほんとに細かく、このケイを0.2ミリ伸ばして……とかそんなことを半年くらいやりましたね。
ーーそのこだわりとはなんでしょうか?
まず週間スケジュールのページですが、スケジュール欄が縦形になっています。最近はこの形式の手帳が増えているのですが、ほとんどの手帳が見開きでスケジュール欄になっていて、メモを書く十分なスペースがありません。いちばんよくあるスケジュール欄が横形の手帳は、右ページがメモ欄になっているのが普通ですから、両方を兼ね備えたものがほしかったのです。メモ欄も図を書いたりしやすいように、5ミリ方眼になっています。罫線の色の濃さもかなり試行錯誤して、いまの色にしてあります。カレンダーページは絶対普通のカレンダー形がいいと思ったのでそうしたし、あとは平行していくつも仕事を抱えている人用にプロジェクト管理用のページも用意したり、名刺用のポケットをつけたり……ときりがないのですが、とにかく、できる工夫は全部したというつもりでいます。
なので、おかげさまで手帳好きの方にもたくさん使ってもらっているようです。というのは、毎年、愛読者カードびっくりするほどたくさん届きます。もちろん全部読んでいるのですが、すごく熱いメッセージが多いんです。「こういう手帳は今までなかった!」「すごく使いやすいからこれからも出してほしい」などとよく書いてあります。でもみなさん手帳がお好きなので、ご要望もすごくたくさんあります(笑)。それらは整理して、大多数の人が得をするものならば、可能な範囲で取り入れるようにしています。
ーー2010年版も作られていますか?
もちろんです! 今年は、名刺ポケットの素材を改良しました。愛読者カードで名刺ポケットのビニール素材に、名刺のインク部分がくっつくというご意見を複数いただいてまして、しかも実はぼくもくっついて困っていたので(笑)、やることにしました。見た感じはわからないと思いますが、少し高い素材になっていて、弱冠のコストアップになってます(笑)。でも、こうして毎年改良していくことで、よりよいものになっていくのです。









[...] (続く) [...]
お久し振りです。元パソコン師匠の弟子入りした水野です。
もうすぐ後期高齢者75歳になりますがまだピンピンしております。
上記ウェブサイトに中小企業診断士仲間と中国に関する情報を掲載しており私はその事務局を務めております。このようなものを出版する事は無理でしょうか?コメントをお願いします。
元パソコン弟子の水野隆張