PHP研究所 横田紀彦さん

新刊『世界一幸福な国 デンマークの暮らし方




世界一幸福な国デンマークの暮らし方 (PHP新書)
千葉 忠夫
PHP研究所
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ーー新刊について教えてください。

8月刊で私が担当した新書は、『世界一幸福な国 デンマークの暮らし方』という北欧の国、デンマークについての本です。著者はデンマークに35年住んでいらっしゃる、バンク・ミケルセン記念財団理事長を務める千葉忠夫さんです。デンマークの人々の生活の満足度は、世界で一番高いと言われていて、その幸せの秘密に迫っていくという話です。

ーーどういうところにこだわりがありますか?

福祉国家の実態についてわかりやすく、アンデルセンの童話を下敷きにして語ってもらいました。デンマーク出身のアンデルセンは、日本人にも馴染みがありますよね。第1章は「マッチ売りの少女」と貧困について書かれています。デンマークはもともと自然環境が非常に厳しくて、貧困な国でした。そこをマッチ売りの少女が寒さで飢え死にしてしまうところと結びつけて論じています。その他には「裸の王様」「みにくいあひるの子」「ナイチンゲール」と章の最初に童話を置いて、ストーリーから具体的なキーワードをひろって、デンマークの生活の知恵にリンクするようなかたちで話が進んでいくように構成してあります。

実は著者から上がってきた原稿が、内容も書き方もすごく堅かったのです。それをいかにして読者に伝わりやすい形にするのか、何度も打ち合わせを重ねるなかで、アンデルセンの童話というアイディアに行き着いたのです。そこから全面的に書き直していただきました。アンデルセンの童話を題材に、というのはこちらからの提案ですが、著者の千葉さんがうまく内容と対応させてくださいました。発刊してすぐに増刷がかかりましたから、編集者と著者の持っているものがうまく調和した結果だと思っています。

ーーどんな人に読んでもらいたいですか?

一人でも多くの人に読んでもらえるように活字は大きめにしてありますし、今の生活を見直してみたい人ならば、どんな方でも楽しんでいただけるのではないかと思います。デンマークの生活を見ていると、日本人とは発想が全然違います。日本は今、格差社会といわれますが、非常に厳しい状況が今後も続くでしょうから、デンマークの人々の生き方は、おおいに参考になるだろうと思いました。豊かな生活とは何かを考える際の、一つの参考にしていただければと思います。



細かい付箋がキーアイテム



ーー何か愛用のグッズはありますか?

やっぱり付箋ですかね。

愛用の細かい付箋

愛用の細かい付箋



ーー細い付箋ですね。

そうなんですよ。これだと重要な行だけに印を付けることができますから。この行だけと分かりやすくするために、細い付箋を使っています。しかもこれは糊のついた部分が透明なので、文字にかからないんですよ。普通の付箋だと、いちいちめくらないといけないので、だから便利です。最近はずっとこれを使っています。







編集者とは著者と読者をつなぐメディア



ーーでは最後に横田さんにとって編集者とはなんでしょうか?

一言でいうとメディアですね。著者と読者の間をつなぐところにいるのが編集者です。著者にとっては最初の読者が編集者であるし、読者にとっては本を提供する立場にいます。そこでいかに著者と読者をうまくつなぐのか、編集者の仕事はその一言に尽きると思います。

ーーどうもありがとうございました。

PHP研究所 横田 紀彦さん 最終回

更新日: 2010年 4月 28日| このエントリをはてなブックマークに追加このエントリをdel.icio.usに追加このエントリをLivedoor Clipに追加このエントリをYahoo!ブックマークに追加このエントリをFC2ブックマークに追加このエントリをNifty Clipに追加このエントリをPOOKMARK. Airlinesに追加このエントリをBuzzurl(バザール)に追加このエントリをChoixに追加このエントリをnewsingに追加

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