現在6万部突破の新刊『バカでも年収1000万円』

――8月に出た最新刊『バカでも年収1000万円』について聞かせてください
バカでも年収1000万円』というタイトルには、著者の伊藤喜之さんと僕なりのメッセージがあるんですよ…。実はですね、日本の「民間企業で働く未婚の男性」の年収について、野村総研が最新の「調査結果」を出していたのですね。未婚男性のうち「0~年収400万円が約84%」「年収400~500万円が約8%」「年収500~700万円が約5%」「年収700万円~1000万円が約2%」「年収1000万円以上が0.5%」。なんですよ…。


そして、「今メインに婚活している女性達」が理想とする「年収500万~700万円の独身30代男性」ってたった「2%」しかいないんですね。なのに、若い女性ほど「専業主婦願望」が高いんですよ。今の「婚活の市場」はザッとこんな感じです。これで、なんとなく、「マーケットのニーズ(読者のニーズ)」は、どんな感じか、予測がつきますでしょうか?


かんたんに言うと、若い女性が「専業主婦」を目指して、2%しかいない「年収500万~700万円の独身30代男性」を取り合っているという市場です。いいか悪いかは別として、「現状」がこうなっているんです。


で、「独身男性の年収1000万円以上0.5%」+「既婚男性の年収1000万円以上3.5%」+「すべての女性の年収1000万円以上1%」を足しても、「年収1千万以上を越える人は5%」しかいません。つまり、「割合」で言うと、「5対95」っていう比率になるんですよ。


…で、「イヤな言葉」ですけど、あえて「勝ち組」「負け組」って言葉をつかって説明いたしますね。もちろんお金だけが「幸せの指標」ではありませんが…、仮にですよ、あくまで仮にですが、年収1000万以上の人を「勝ち組」として、それ以下の人を「負け組」としたとしますよ。すると、「勝ち組5%」と「負け組95%」の「格差」って、徐々に広がっていくと思っているのですよね。


…というのはですね。おそらく、これからの世の中って、「なんにもしなくて自然に上向きになっていく世の中ではない」と思うのですよ。日本も、アメリカも、ヨーロッパ諸国も、「高度経済成長期」ってすでに通過して終わってしまっていますから。逆に、「アジア圏」や中国を筆頭とする「BRICs圏→ブラジル (Brazil)、ロシア (Russia)、インド (India)、中国 (China)」が、これから「高度経済成長」をとげていく時期なんです。だから、これからの日本は、そんなに「甘い時代じゃない」ってことなんです。


だから、すでに頑張って「年収1000万円以上」というブランド人になっている人たちは、さらに、頑張って年収が上がっていき、年収1000万円に到達していない人、つまり、まだブランド人として確立できていない人たちは、はやく、そのゾーンまでがんばって上っていかないと、さらに「格差」は広がっていってしまうと思うのですよね。つまり、自然にまかせていると「勝ち組5%」の人たちは上向きの人生をたどっていき、「負け組95%」の人たちは、ほぼ横ばいから、実は、徐々に落ちていく人生をたどっていく…と、僕は勝手に予測しているんです。そうなってほしいわけではないのですが、「今の日本の現状」を考えると、どうもそういう方向性に向かうのは、しょうがないと思うのですね。


そしてですね、ここからが、肝心なのですが、実は、「負け組95%」の人たちも、自分たちの未来が、もう、そんなに、「手放しで明るくない」ということを、本当は、わかってしまっているんですよ。そうなんです、実は、わかってしまっているのですよ…まさに、これって、前回の「第3回の記事」で、ご紹介した、「本当は心の奥底でみんな分かっているけど考えたくない問題(不安)=これからしばらく続く読者ニーズ」なわけなんですよね。


――それでは、『バカでも年収1000万円』は、95%の人たちにむけた本ということですか。
答えを言ってしまうと、そうなんです。僕はこの「負け組95%」の人たちに向けて、「逆転するための本」を作りたいと、ずっと思っておりましたし、やっと作れた本でもあるんです。後ほど書きますが、僕も、出版界に入った最初の6年間は、年収200万円代で、350日出社して泣きながら仕事していましたから、バリバリ、この「負け組95%」に入っていたんですね。でも、そこからだって、「おバカ」からだって、いくらでも逆転できるんです。


そして、この「勝ち組5%」の中にも本当に実力のある「真のエリート」と「ニセのエリート」という2通りがいるんです。「ニセのエリート」っていうのは、例をあげると、たとえば子供のころから「お金持ちの家」に生まれて、有名校を幼稚園からずっと「エスカレーター式」で上がっていき、そのまま「一流の大企業」に入って…。で、実力もないわけですから、「窓際族」になって、一円も会社に利益をもたらしていないどころか、会社に「赤字」を与え続けているような人で、それでも、「会社が一流」だから、35歳以上になると「年収1000万円」以上な人々って、やっぱりいるんですよ。


…で、そんな人々にかぎって、「下請けの協力会社さん」を安いお金でアゴでこき使ったりしているのですよね。そんな「ニセのエリート」に、会社が「下請けの協力会社」だからという理由で、ずっとコキ使われながら、「負け組95%」として、年収400万円前後で生きていくのって、くやしいじゃないですか? で、この「5対95」って比率は、今後、自然に変わることはないんです。期待しても、自然には、解消されないものなんですよ。だったら、自分で頑張って「勝ち組5%」に、まず、入って、それから、「ニセのエリート」たちの正体をあばいて、自分でその「5対95」って比率を変えていくしかない、世の中を変えていくしかないじゃないですか。だからこそ、今回の『バカでも年収1000万円』っていうタイトルは、「バカでも年収1000万稼げるんだぞ!」という、「ニセのエリート」に向けての強烈なメッセージをこめて作ったんですね。


でも、バカだって、こうやって攻めていけば、「ニセのエリート」を倒して、「真のエリート」の仲間入りするぞってことを書いてあるので、実は、「負け組95%」と「勝ち組5%」の両方に関係があるので、両方に読んでもらいたい本なんです。


だからこそ、この本『バカでも年収1000万円』に関しては、この本で「僕自身が試されている」と思っているのです。この本は、自分の中ではかなり完成度も高く、すこしづつ変化・発展させてきた「自分の中でのベストセラーの法則」をすべて注ぎ込んだ本ですし、内容で言っても「僕の人生で5本の指に入る本」に仕上げられたと思っているので、これがもし、ビジネス書での大ベストセラーにあたる「10万部以上」に行かなかったとしたら、僕の感覚が、「今のマーケットとズレている」ってことですから、今後の僕自身の編集方針を、大きく変えていく必要が出てくるのだと思います。


※でも、おかげさまで、この「連載のインタビュー」をしていただいた7月29日に、丁度、発売になったばかりの『バカでも年収1000万円』ですが、初版1万部でスタートしました。それが、この第4回のインタビューが掲載される10月4日(月)には、すでに6万部に達しております。


そして、嬉しいことに、週間ランキングですが、なんと、日本ベスト10の「10位」に『バカでも年収1000万円 』が入りました! 証拠写真はコチラ(9.17~9.23週間ランキング日販調べ)。ですので、あと4万部、引き続き、PRを頑張って売り伸ばして生きたいです。



「バカリーマン」とは自分自身

――著者の肩書きにある「バカリーマン」とはなんですか?
「バカなサラリーマン」です。なぜ「バカ」に注目したかというと、僕がバカだったからです。僕は小学校~中学校と、勉強が全然できなくって、「工業高校」に行ったのですよ。当然、工業高校っていうところは、勉強ができない人々が多く集まっていて、そこでも3年間、まったく勉強をしなかったですから、英語も、国語も、数学もまったくできない。たとえば、「マークシート」でも、「間違った回答にチェックをしたら減点だよ!」ということだったら、僕は一問もチェックをつけずに、「偏差値20~30確定!」というぐらいのバカでした。


でも、高校3年生になって、さすがに、「一生このままじゃ嫌だな」と思ったんです。高卒って、けっこう「金の卵」的なあつかいで、有名どころの「大企業」に就職できたりするのですが、たとえいい企業に就職できても、「高卒では係長どまり」で、いわゆる「出世コース」からは外れたコースなんです。高卒で、4年間頑張って働いて、すっごい成果を出しても、4年後に入ってきた大卒の新卒さんで、まだ、4月に入社してなんの成果も出していないのに、「初任給」から一発で給料を抜かれてしまうんですよ。その後もその差は開く一方です。仕事ができるかどうかが関係なくって、「学歴」だけで、何十年も、そんな扱いを受け続けるのって、イヤじゃないですか…。


「そんな人生は切ないな…」と思って、だから、高校3年生のときに、担任の先生の所へ行って、「バカですけど、高校を卒業して就職せずに、大学を一般受験したいんです」と言ったら、「まぁ、そうだな…。飯沼だったら何年浪人しても、どこにも受からないだろうな」と言われたんです。いくら僕が「おバカ」だとはいえ、これを言い放ったのが担任の先生ですから、世の中にはすごい先生がいるもんですよ。


だから「絶対に、大学に合格してやる!」と思って、高校3年生の夏休みから、死ぬ気で頑張りました。もちろん、偏差値20~30であろう位置からのスタートでしたから、「現役の大学受験」は、すべて落ちました。いわゆる「全滅」です。そこから350日間、毎日、自宅から5駅離れた「図書館」に通いました。毎日、毎日、図書館で、一日10時間、勉強しました。月に一回の図書間の「休館日」だけは、ごほうびで、休みましたけれど、それこそ、「往復の電車の中」でも「自分の声で英単語を録音したテープ」を聞いていました。


そうやって「350日間、10時間勉強」をして、やっと大学になんとか、しかも「補欠合格」で入りましたが、大学3~4年の就職活動の時期には、「1000倍とも言われる出版社の倍率」を勝ち残ることができず……、大きくない…というか、お給料のすっごくお安い「雑誌の出版社」に入社することになり、そこから6年間、毎年350日出社で死ぬほど働いているのに、年収200万円台生活というのが始まるわけです。まぁ、大変なんてもんじゃなかったですね、「雑誌」の時代は…。


そして、いくつかの出版社を転職しながら、編集者7年目にして「雑誌」→「単行本」へ、その中でも「ビジネス書の単行本の編集者」に転向して、よやく年収200万円代を卒業。その後、5年間、ビジネス書を担当させていただきながら、2008年の『100%幸せな1%の人々』(小林正観)が「年間ランキング日本5 位」、2009年の『本当に頭がよくなる 1分間勉強法』(石井貴士)が「年間ランキング日本1位」。その後、ダイヤモンド社に「移籍」しまして、今年の2010年は、『バカでも年収1000万円』が、まだ週間ランキングですが、日本ベスト10の「10位」に入ることができたので、このときは、すごく嬉しかったですね(9.17~9.23週間ランキング日販調べ)。


そうなんです、今、やっと、なんとか、かんとか、「編集者」をさせていただいておりますが、今の状況にいたるまで、ずっと「おバカ」でやってきて、やっと、少しずつ「成果」がでてきたぐらいなのです。でも「おバカ」が頑張ろうと思ったら、「すべてのことは10年間努力した後に達成される」ぐらいに思って、とにかく「行動を起こす」しかないですよ。もう、とにかく、「行動を起こす」、これなんですよ、これ。



今日を一生懸命やってガッツポーズして眠る。それしかない。

――くじけそうになったときはどうしたのですか?
正直、しょっちゅう「くじけそう」になりますよ(笑)。でもですね、「もう本当に駄目だ!」と思ったら、実は、「ブレイクスルー(突破)する瞬間」は、もう目の前なんですよ。夜明け前が一番暗いように、春の前が一番寒い冬なんです。だから、「本当に辛い! もうダメだ!」と思ったときは、ブレイクスルーのポイントは、もう、目の前なんです。


目の前だから、「もう本当にダメだ!」と思ったら、あと、「もう一歩だけ頑張ればいい」んです。僕だって、本当につらい「雑誌時代」のときは、毎日、吐きそうになりながら、「あと3日だけ頑張って会社を辞めよう」と思っていましたし、それを乗り越えても、「あと半年だけ頑張って会社を辞めよう」とか、すっごく本気で、毎日思いながら働いていましたよ。今、思い起こすと、あの「雑誌時代」は、「辞めなかった」ほうが、不思議なぐらいな状況でしたね。いやぁ、本当、よく辞めなかったと、感心しますね。


でもそうやって、編集者を13年間続けたら、やっと2009年の7月になって、「本を書いてベストセラーにする方法」という僕の講演会を、親しい著者さん2人が主催で、開催してくれたんですね。そのお2人の「著者の人脈」がすごくて、なんと、会場には130人以上の人が来てくれたんですよ。沖縄とか、北海道とか、ミラノから来てくれた人もいて、中には、ラスベガスからこの講演を聴くためだけに、来日してくれた人もいました。やはり、130人の前で6時間も「本を書いてベストセラーにする方法」について、お話するのは、吐きそうなぐらいに緊張しましたが、当日、うまくテンションがのれたおかげで、なんとか、うまくお話をすることができて…、終わったときは、感無量でした。


昔はずっと「ステージの下からステージの上を見上げる人生」だったんですよ。小学校のころから、「卒業証書の授与」以外で、一回も、「ステージの上」にのぼったことがなかったんです。ピアノがうまい人とか、習字がうまい人とか、絵がうまい人とかは、何度も何度も、表彰されて、賞状をもらうために「ステージの上」に上るじゃないですか。目立ちたがり屋の僕は、結局、小学校~高校まで、一回も「ステージの上」に上れなくて、本当に、なさけなかったですね。


そして、仕事を始めて12年して、年齢が34歳になって、ようやく「ステージの下からステージの上を見上げる人生」、と別れをつげることができて…。他の人から見たら、くだらないことかもしれませんが、僕にとっては、すごく解消したかった「コンプレックス」で、そのときは、「人生が変わった!」ぐらいに、うれしかったですね。まさか自分が「人前で話せる」なんて思ってもいませんでしたから。


ですから、その後も、講演会に呼んでもらえたり、審査員で呼んでもらえたり、「ラジオ」で呼ばれてお話したりと、少しずつ、「おバカ」の自分でも、人々の役に立てることができてきて、やっぱり、「おバカ」だからってあきらめるな、「おバカ」だって輝ける、「おバカ」よ今こそ立ち上がれ! って、自分の体験を通して、すっごく、思うのですよね。


――飯沼さんもそのように身を以て、コツコツと目標達成されてきたのですね。
…で、「おバカ」な僕たちが、どうやって頑張ればいいかというと、「本番は今日しかない!」って思うことなんですよ。「禁煙明日から」と書いて、壁に貼って、毎日ながめても、ず~と、禁煙しなくても、済むわけなんですよ。だって、明日になれば、また「禁煙明日から」なわけだから。つまり、「明日は一生やってこない!」のですね。


だったら、「今日」どうするか、「今」どうするか、しかないんです! そりゃ、おバカですから、「効率的な方法」なんて、わかりませんよ。まぁ、効率を良くしようとおもったって、せいぜい、できるのは、自分がやっている仕事のカテゴリーの「ビジネス書を1冊」だけ読んで、読んだら、「すぐに行動」に移すぐらいなもんですよ。


でも、そうやって「本番は今日しかない!」って、死ぬ気で頑張っていれば、かならず、あなたは、「今と違うステージ」に上っていくんです。「今と違うステージ」に行ってはじめて気づく事だってあるし、「今と違うステージ」に行ってはじめて描ける目標だってあるはずなんです。


だとしたら、もう、とにかく「行動を起こす」しかないですよ。そして「行動を起こしながら考え続けることなんです」。だから、みなさん、これを読んでいらっしゃるのは、おそらく「仕事中」の方が多いでしょうから、まず、「今日1日だけ」を一生懸命やってみてください! で、今日、眠るときに「今日は、疲れた、でも俺、今日、よくやったよな」って涙をポロッと流して、ガッツポーズして一瞬で眠りに落ちる、これしかないんです!
そして、これを一日一日積み重ねていって、それを10年間続けて止めない、これ以上にできることって、あんまりないとおもうのですね。まぁ、本当の「天才さん」はわかりませんが…。


…で、そんな僕の思いと、おバカな著者の伊藤喜之さんの思いがすっごく重なって、『バカでも年収1000万円』はできあがって、現在、越えていく一つのポイントとしての「10万部超え」を目指して、バカ売れしていっているというのが、現状なんです。


…ここまでくるのに、お話が長くてすみません…。


僕の人生でも5本の指に入る本ですから、ぜひ、みなさんにも、『バカでも年収1000万円』を読んでいただきたいです。そして、行動を起こしてもらいたいです。やることは、もう、わかりますよね。「本番は今日しかない!」と思いながら、1日1日を大切に、全力で頑張って、行動を起こしながも、考え続けて、毎日、ガッツポーズして泣きながら眠りについて、それを10年間続けて、失敗しても止めないこと、That’s All.


(続く)

バカでも年収1000万円
「バカでも年収1000万円」
 [単行本]
 著者:伊藤 喜之
 出版:ダイヤモンド社
 発売日:2010-07-30
 by ええもん屋.com


ダイヤモンド社 飯沼一洋さん Vol.4

更新日: 2010年 10月 19日| このエントリをはてなブックマークに追加このエントリをdel.icio.usに追加このエントリをLivedoor Clipに追加このエントリをYahoo!ブックマークに追加このエントリをFC2ブックマークに追加このエントリをNifty Clipに追加このエントリをPOOKMARK. Airlinesに追加このエントリをBuzzurl(バザール)に追加このエントリをChoixに追加このエントリをnewsingに追加

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コメント / トラックバック1件

  1. 大野夏美 より:

    以前からブログを拝見させていただいたおりました。

    とても参考になりました。
    ありがとうございます。

    「電車の中で、素がでる」ということに
    ドキッとしました。

    余裕のある自分を想像して
    やってゆこうと思います。

    ありがとうございました。

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