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	<title>編集者.jp &#187; 日本実業出版社</title>
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	<description>あの本を作った編集者の哲学・仕事術</description>
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		<title>日本実業出版社　滝 啓輔さん　最終回</title>
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		<pubDate>Fri, 07 Aug 2009 01:00:53 +0000</pubDate>
		<dc:creator>編集部</dc:creator>
				<category><![CDATA[日本実業出版社　滝 啓輔さん]]></category>
		<category><![CDATA[日本実業出版社]]></category>
		<category><![CDATA[書籍編集者]]></category>

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		<description><![CDATA[できない言い訳より、 「できる方法」を探す ーー 一番影響を与えた方はどなたですか？ 会社の上司や先輩、他社の編集者やデザイナーさんなど、影響を受けた人を挙げればキリがないのですが、一番影響を受けたのは、やはり著者の方々 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div id="main-photo"><img src="http://www.henshusha.jp/wp-content/uploads/main/main_taki.png" alt="日本実業出版社　滝啓輔さん" /></div>
<div id="attachment_755" class="wp-caption alignleft" style="width: 260px"><img class="size-full wp-image-755" title="img_8834" src="http://www.henshusha.jp/wp-content/uploads/2009/08/img_8834.jpg" alt="「目標をいかに達成できるか」という可能性を考えることを学びました。" width="250" height="250" /><p class="wp-caption-text">「目標をいかにして達成するか」という可能性を考えることを学びました。</p></div>
<p>できない言い訳より、<br />
「できる方法」を探す</h2>
<p></br><br />
<strong>ーー 一番影響を与えた方はどなたですか？</strong></p>
<p>会社の上司や先輩、他社の編集者やデザイナーさんなど、影響を受けた人を挙げればキリがないのですが、一番影響を受けたのは、やはり著者の方々ですね。仕事のやり方といったことにとどまらず、精神面までも成長させてもらいました。さきほどいったように、中身があるいい本、売れる本を作るために、本気でぶつかっているうちに、知らず知らず影響されています。特に、僕がお仕事をすることが多い経営者の方って、自分がやりたいことを絶対に実現させてやるぞっていう気持ちを誰よりも強く持っていて、感化される部分は大きいです。<span id="more-754"></span></p>
<p><strong>ーーモチベーションの高さに憧れるということですか？</strong></p>
<p>う～ん、モチベーションの高さというより、ゴールにたいする執着心の強さにひかれるといったほうが正確ですかね。自戒を込めていうんですが、社会人になると言い訳がうまくなることがよくあると思うんです。何か新しいこと・困難なことを目の前にすると、これは技術的な問題でできませんとか、それは会社としてやっぱりできませんとか、あるいはコストの関係できませんっていう言い方をついしてしまう。もちろん、仕方がないケースもあるでしょうが、そういう言い訳をずっとしていると、そのうち「できない」っていう言葉が口癖になりかねないと思っていて。</p>
<p>でも、経営者の方って、同じようなシチュエーションのとき、できない言い訳よりも、できる方法を探すんですよ。もちろん、彼らにだって最初はできないかもって不安になるようなこともあると思うんです。けれど、そのときに、「ああいうやり方ではできないけど、こうしたらできるんじゃないか」と代替案を探したり、あるいは彼らの最初のゴールから少しずれていても、「このゴールを目指せば、結果として得られるものは同じなんじゃないか」と発想を転換したり、ゴールへ向かって前へ前へ進んでいく力が本当にすごいんです。</p>
<p>企業のトップである経営者が「できない」っていったら、それはその会社にとって動かしようがない結論ですよね。それもあってか、彼らはできる方法を真剣に探している。そういう人たちといると自分も頑張って可能性を探さないとという気になりますよね。そんな前向きな考え方ができるようになれたのは、やっぱり著者の方々のおかげだと思います。</p>
<p><strong>ーー確かに、できない、できないっていいがちですね。今、振り返ってみました（笑）</strong></p>
<p>もちろん、すべてのことができないといけない、というわけではないと思うんです。要は、「本当にできないのか？」って自問する癖をつけることですよね。自分を振り返ってもそうですが、色々考える前に条件反射で「できないです」っていってることも多いかもしれない。その意味で、自分が自分にブレーキをかけていることもあると思うんですよね。<br />
</br><br />
</br></p>
<h2>日常を「トルツメ」で考えない</h2>
<p></br><br />
<strong>ーー今後、何か作ってみたい本のテーマはありますか？</strong></p>
<p>こういう時代なので、読者が何にすがろうとしているのか気になっています。最近のビジネス書を見ていると「お金」に関する本がすごく売れているんですね。先行き不透明な時代の中で、そういうときに、人は何に頼ればいいのか？その一つの答えがお金だと思うのですが、そういう観点から、それ以外にも読者にとって「お守り」になるような本のテーマはあると思います。これはビジネス書に限ったことではなくて、「宗教」や「笑い」「感動」など、色々な形のお守りを、僕ら編集者は提供するべきではないでしょうか。</p>
<p><strong></strong></p>
<p><strong></strong></p>
<p><strong></p>
<div id="attachment_756" class="wp-caption alignleft" style="width: 260px"><img class="size-full wp-image-756" title="img_8824" src="http://www.henshusha.jp/wp-content/uploads/2009/08/img_8824.jpg" alt="ほんわかとあたたみのあるメッセージを。" width="250" height="166" /><p class="wp-caption-text">あたたみのあるメッセージ伝達ツール</p></div>
<p>ーーでは、ご愛用のグッズ見せて頂けますか？</strong></p>
<p>何をお見せしようか迷ったんですが、一番自分らしいものはこの猫の便箋だと思います。実は猫が大好きなんです。かわいくて、なごみますよね。人に本を送るときや、何かお礼の気持ちを伝えたい時、こういった便箋、一筆箋を選んでいます。犬派の人にはかえって迷惑かもしれませんが（笑）、封筒を開けたとき、少しでも楽しい気持ちになっていただけたらいいなと思って。</p>
<p>また、これは徹底できているとはいえませんが、仕事関係の人だからといって、仕事の話ばかりを書かないように気をつけています。その人が書いているブログのことや、あるいは以前飲んだとき盛り上がった話でも何でもいいんですけど、一文でもビジネス以外の話を書き添えたいなと。それは便箋選びにも通じますが、「ちょっとだけ手間をかける」気遣いって、編集、本作りに必要なんじゃないかなって思うんです。</p>
<p>校正の用語で「トルツメ」（不要な一文、言葉をとって、後の文章を詰めること）という言葉があるんですが、日々仕事に追われていると考え方までトルツメになってしまうような気がして。日常において無駄だと思うことを、どんどんどんどんトルツメしていくと、今いったような気遣いまで失われてしまう気がするんですよね。例えば、本を送るときにも味気ないプレスリリースをつけて終わり、みたいな。それはあまりにツメすぎじゃないかなって思うんです。「効率化」が叫ばれる時代だからこそ、ツメすぎない余裕を持っていたいですね。<br />
</br><br />
</br></p>
<h2>編集者とは「生き方」である</h2>
<p></br><br />
<strong>ーーそれでは、最後に滝さんにとって編集者とは何ですか？</strong></p>
<p>その役割に注目して考えると、「医師」と「薬剤師」をあわせた存在でないかと思います。ビジネス書に限っていえば、仕事や人生の「不調」を訴えている人に、どんな薬（本）を処方すればいいのかを決め、実際に作る。そして、その薬の成分が著者の方の経験や考え方ということになります。僕らの最終的な目標は患者さん（読者）の病を治したり軽くしてあげることなんです。自分が作った本にそれだけの効力があるかどうかはわかりませんが、仕事や人生の悩みを少しでもなくす手助けがしたいと思っています。</p>
<p>もう一つ、全然違った観点でいうと、編集者ってただの職業ではなく、生き方だと思うんですよ。何時から何時までの間だけ編集者と思うんじゃなくて、つねに編集者という人生を生きていると考える。そうすると、普段の生活自体が変わるはずだと思うんです。そうやって生きていれば、街を歩いていても、電車に乗っていても、仲間と飲んでいても、本作りのヒントが見えてくるんじゃないかな。そういう意味でオンとオフという考え方はしないですね。これは別に編集者だからそうだというわけではなくて、例えば、デザイナーであっても、コンサルタントであっても、あるいは営業や経理といった部署にいる人でも、同じではないでしょうか。自分は○○という職業なんだ、ではなく、○○という生き方をしている、と思った瞬間から、自分の目に入るものが１ミリでも違って見えてくる気がします。</p>
<p>今、男性でも女性でも、仕事をしている時間が生活の中で結構な部分を占めている人が多いですよね。そうである以上、仕事がつまらなかったら、人生もつまらないと思うんです。個人的には、仕事の悩みやそこで感じた悔しさは、全部仕事でしか取り返せないと思っています。仕事の悩みはもっとよい仕事をすることで解決したいし、それを手助けできるのがビジネス書の編集者の醍醐味といえるはず。そんなことをつねに考えているので、寝ているときでも、つい本の夢を見てしまったりします。担当の本が発売日に出ないとか、売れないとかといった悪夢も何回も見ました（笑）。でもそういう日々は辛くないですね。「編集者という生き方」を選んだのは自分ですから。</p>
<p><strong>ーーどうもありがとうございました。</strong></p>
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		<item>
		<title>日本実業出版社　滝 啓輔さん　vol.4</title>
		<link>http://www.henshusha.jp/2009/08/06/mrtaki04/</link>
		<comments>http://www.henshusha.jp/2009/08/06/mrtaki04/#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 06 Aug 2009 01:00:43 +0000</pubDate>
		<dc:creator>編集部</dc:creator>
				<category><![CDATA[日本実業出版社　滝 啓輔さん]]></category>
		<category><![CDATA[日本実業出版社]]></category>
		<category><![CDATA[書籍編集者]]></category>

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		<description><![CDATA[時代に合わせて本の中身を再解釈する ーーでは、売れる本を作るには、徹底して中身にこだわれ、ということでしょうか？ 理想論に聞こえるかもしれませんが、やはりそれが第一だと思いますね。繰り返しになりますが、ビジネス書を「仕事 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div id="main-photo"><img src="http://www.henshusha.jp/wp-content/uploads/main/main_taki.png" alt="日本実業出版社　滝啓輔さん" /></div>
<h2>時代に合わせて本の中身を再解釈する</h2>
<p></br><br />
<strong>ーーでは、売れる本を作るには、徹底して中身にこだわれ、ということでしょうか？</strong></p>
<p>理想論に聞こえるかもしれませんが、やはりそれが第一だと思いますね。繰り返しになりますが、ビジネス書を「仕事や人生の薬」と考えるなら、その中身、薬効にはこだわりたいです。この本を買ったら、今の悩みが少しでも快方に向かうんじゃないかと思わせるには、もちろん外側、パッケージデザインの力もあるでしょう。でも、それ以前にパラパラ読んだときに、そのときの自分に「効く」と思ってもらえるかが大事じゃないでしょうか。<span id="more-751"></span></p>
<p>逆に、そんな本が多いとは思いませんが、中身が伴わないでパッケージの力だけで売れた本があったら、作った編集者も辛いでしょうし、なにより読者が嫌になると思うんですよね。それは、長い目で見ると、誰も幸せにしていない。せっかくお金を出して薬を買ったのに、実はただの水だった。そんな本作りが横行すると、出版業界は今よりもっと悪くなるでしょう。ちょっと話が広がりすぎましたが、ともかく、僕はまっとうな本を作りたいと思っています。</p>
<p><strong>ーー他にも、売れる本に必要な条件はありますか？</strong></p>
<p>もちろん、他にもたくさんの要素があると思います。中身の話ばかりしてきましたが、タイトル、カバーのデザイン、コピーを軽視しているわけではありません。あとは、当然タイミングも関係してきますよね。この本が、なぜ今出版されなければいけないのか。ただ、恥ずかしながら、僕はそれほど時代の流れを読むのがうまい編集者ではないんです。また<a href="http://www.henshusha.jp/2009/07/20/terada01/">ダイヤモンド社の寺田さん</a>のように著者の方にとって初めての本を担当することも多いので、出版を希望していたタイミングより大幅に遅れて原稿をいただくケースもあります。</p>
<p>例えば、『<a href="http://www.amazon.co.jp/本当に必要な人を引き寄せる-頭のいい人脈の作り方-立石-剛/dp/4534045670/ref=sr_1_1?ie=UTF8&amp;s=books&amp;qid=1249222422&amp;sr=1-1">頭のいい人脈の作り方</a>』は企画が通ってから完全な原稿をいただくまで、実に一年半以上かかったんですね。その間に一番変わったことといえば、経済状況の悪化でしょう。「１００年に一度の危機」という言い方が適当かはひとまずおくとして、そういう暗く殺伐としたムードの中で、「人脈」というテーマは若干「のんびり」しているかな、という危惧がありました。けれど、その状況を逆手にとって、「こんな先行き不透明な時代だからこそ、本当に頼れるものは人なんだ」というメッセージを強く打ち出したらいいんじゃないかなと思って。まえがきにもそういう一文を追加してもらいました。それがどれだけ読者の方に受け入れられたかわかりませんが、結果的には早い段階で増刷することができたんです。<br />
</br></p>
<div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;">
<div class="amazlet-image" style="float:left;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534045670/90362801-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41goIwr3VSL._SL160_.jpg" alt="本当に必要な人を引き寄せる 頭のいい人脈の作り方" style="border: none;" /></a></div>
<div class="amazlet-info" style="float:left;margin-left:15px;line-height:120%">
<div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534045670/90362801-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">本当に必要な人を引き寄せる 頭のいい人脈の作り方</a>
<div class="amazlet-powered-date" style="font-size:7pt;margin-top:5px;font-family:verdana;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/4534045670/90362801-22/ref=nosim/" title="本当に必要な人を引き寄せる 頭のいい人脈の作り方" target="_blank">amazlet</a> at 09.08.02</div>
</div>
<div class="amazlet-detail">立石 剛 <br />日本実業出版社 <br />売り上げランキング: 2059</div>
<div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534045670/90362801-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div>
</div>
<div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div>
</div>
<p></br></p>
<p>先ほどもいいましたが、僕はタイミング、時代の流れをうまく読める人間ではありません。けれど、編集者と著者の方が協力し合えば、たとえ企画したときと世の中の状況が変わっても、それにふさわしい形で出版することもできると思うんです。時代に合わせて企画の解釈をし直す、というのも、変化のスピードが早い現代では必要な考え方かもしれません。<br />
</br><br />
</br></p>
<h2>「本気」の大切さを教えてくれた『てっぺん！の朝礼』</h2>
<p></br><br />
<strong>ーー数々の本を作って来た中で、思い出に残る一冊はありますか？</strong></p>
<p>やっぱり『<a href="http://www.amazon.co.jp/スタッフの夢とやる気に火をつける-てっぺん-の朝礼-大嶋-啓介/dp/4534042361/ref=sr_1_1?ie=UTF8&amp;s=books&amp;qid=1249222464&amp;sr=1-1">てっぺん！の朝礼</a>』ですね。この本は、著者の大嶋さんに私とライターさんが取材をして、それを聞き書きの形でまとめたのですが、一年間ずっと彼を追い続けたんですよ。周辺取材も含め、20回くらい取材をしたんじゃないかな。すごい人だなって思ったのは、いい意味で会う度にいうことが変わっていくんです。著者の方が取材を重ねるたびに、成長、進化していく。そんな事情もあって、ビジネス書としては異例の長期取材になりました。<br />
</br></p>
<div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;">
<div class="amazlet-image" style="float:left;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534042361/90362801-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/515rHCLaNfL._SL160_.jpg" alt="スタッフの夢とやる気に火をつける! てっぺん!の朝礼" style="border: none;" /></a></div>
<div class="amazlet-info" style="float:left;margin-left:15px;line-height:120%">
<div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534042361/90362801-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">スタッフの夢とやる気に火をつける! てっぺん!の朝礼</a>
<div class="amazlet-powered-date" style="font-size:7pt;margin-top:5px;font-family:verdana;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/4534042361/90362801-22/ref=nosim/" title="スタッフの夢とやる気に火をつける! てっぺん!の朝礼" target="_blank">amazlet</a> at 09.08.02</div>
</div>
<div class="amazlet-detail">大嶋 啓介 <br />日本実業出版社 <br />売り上げランキング: 3032</div>
<div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534042361/90362801-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div>
</div>
<div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div>
</div>
<p></br></p>
<p>この本を編集しているときは、まさに中身、原稿の力を感じましたね。著者の大嶋さんとライターさんと私が一年間話をする中で、どうしたら、「てっぺん」というお店の朝礼のすごさを読者に伝えられるのか、朝礼をすることで読者はどのように変われるのか、考えて、考えて、考え抜いてできあがった原稿です。よくないわけがない。実際、僕が担当した中で一番売れている本なんです。それで、やっぱり中身だなって、自分の考えに自信がもてましたね。誤解を招く言い方かもしれませんが、この本って必ずしも時代の追い風を受けているわけではないと思うんですよね。『てっぺん！の朝礼』に込められた熱さって、下手をすれば今の時代と逆行しているくらいかもしれない。けれど、それでも発売後２年経った今でもまだ多くの読者の方にご支持をいただいているのは、その中身を評価してもらっているからだと思うんです。</p>
<p><strong>ーータイトルやカバーのコピーをつけるとき、悩まれましたか？</strong></p>
<p>いえ、タイトルもコピーもまったく悩まなかったです。本当にすらすら出てきたんですよね。それは一年間ずっと、この本のことが頭にあったので、当然だと思います。</p>
<p>もし、本のタイトルやコピーのつけ方に悩んでいるという若い編集者の方がいたら、その本のことを、ずっと頭の片隅に置いとくといいと思います。ふとしたときに、あの本のタイトルどうしよう、コピーはどんなテイストでつけようか、と思い出す。その「気にかけた時間の長さ」があとでボディーブローのように効いてきたりするんです。もちろん、すべての本が『てっぺん！の朝礼』のように長い時間をかけて作れるわけではありませんが、企画を立てたときから、断続的に本について考え、その時々に浮かんだ言葉をメモしておくだけでも、正式にタイトルを決めたり、カバーを依頼したりするときに、きっと役に立つはずです。</p>
<p><strong>ーーこの本を作られることで、ご自身の考え方は変わりましたか。</strong></p>
<p>色々な影響を受けているとは思うのですが、中でも、著者の方との付き合い方がすごく変わりましたね。誤解を招く言い方かもしれませんが、著者の大嶋さんとは「本気」でないと付き合い切れないんですよ。取材期間を含めて一年以上、本にたいする思いをお互いぶつけ合っていくには、つねに本気で付き合わないといけない。本気で付き合うからには、ときには伝えにくいことも口にするし、そのぶつかり合いを避けて無傷でいることはできないんです。</p>
<p>僕自身がまだ３０歳ということもあって、一緒に仕事をさせていただく著者はほとんどが年上、しかも経験豊富な経営者の方が多いので、そんな方々に自分の思いを伝えるのが怖いこともあります。けれど、それでいうべきことがいえないとしたら、本づくりにも影響が出るかもしれない。著者の方に本気でいいたいことをいい、それでもしこりが残らない関係を築くにはどうしたらいいのか、大嶋さんとの長い付き合いの中で、身をもって学んだ気がします。そうして本気でぶつかっていくと、やっぱりいい仕事ができるんです。</p>
<p><a href="http://www.henshusha.jp/2009/08/07/taki05/">（続く）</a></p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>日本実業出版社　滝 啓輔さん　vol.3</title>
		<link>http://www.henshusha.jp/2009/08/05/mrtaki03/</link>
		<comments>http://www.henshusha.jp/2009/08/05/mrtaki03/#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 05 Aug 2009 01:00:03 +0000</pubDate>
		<dc:creator>編集部</dc:creator>
				<category><![CDATA[日本実業出版社　滝 啓輔さん]]></category>
		<category><![CDATA[日本実業出版社]]></category>
		<category><![CDATA[書籍編集者]]></category>

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		<description><![CDATA[価格に見合った価値を提供するのが使命 ーー本を作る上で大事にしていることはありますか？ 当たり前かもしれませんが、この本にはお金を払ってもらう価値があるのだろうかということを常に意識しています。自分自身が一読者として本を [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div id="main-photo"><img src="http://www.henshusha.jp/wp-content/uploads/main/main_taki.png" alt="日本実業出版社　滝啓輔さん" /></div>
<h2>価格に見合った価値を提供するのが使命</h2>
<p></br><br />
<strong>ーー本を作る上で大事にしていることはありますか？</strong></p>
<p><span>当たり前かもしれませんが、この本に</span>はお金を払<span>ってもら</span>う価値<span>が</span>あるのだろうか<span>と</span>いうことを常に意識<span>しています</span>。自分<span>自身</span>が<span>一読者として</span>本を買うときもすごくそれを意識してしまうんです<span>よ</span>ね。<span>仮に</span>この本が<span>１０</span>００円の定価だとしたら、<span>本当に１０</span>００円<span>を払う</span>べき本なのだろうかって。自分が働くようになって<span>からよく考えるのですが</span>、<span>実は</span>１０００円を稼ぐのもすごく大変じゃないですか。<span>実際、僕が編プロで働き始めたときの給料って、時給に換算したら６～７００円でしたもの。お金を稼ぐことの大変さを知っているからこそ、</span>人様からお金をいただ<span>く限り、最低でも、その価格と同じ</span>価値がある本を作りたいし、もっといえば、<span>定価</span>以上の価値を<span>感じてもらえる</span>本を作らなくてはいけないな<span>と</span>思っています。<span id="more-748"></span></p>
<p>逆に<span>い</span>うと、変に安<span>い値段</span>は付けたくないんです。<span>例えば、</span>『<a href="http://www.amazon.co.jp/頭のいい段取りの技術-藤沢-晃治/dp/4534043252/ref=sr_1_1?ie=UTF8&amp;s=books&amp;qid=1249221374&amp;sr=1-1">頭のいい段取りの技術</a>』であれば、段取り<span>というテーマの</span>本って<span>、他の会社さんからもたくさん出ていますよね</span>。そこで、<span>仮に</span>他の出版社さんが１３００円<span>の定価をつけていることが多いから</span>、うちは１２００円で出そうみたいな、そんな<span>安売り競争には意味がないと思うんですよ</span>。<br />
</br></p>
<div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;">
<div class="amazlet-image" style="float:left;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534043252/90362801-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41OBeLjS1qL._SL160_.jpg" alt="頭のいい段取りの技術" style="border: none;" /></a></div>
<div class="amazlet-info" style="float:left;margin-left:15px;line-height:120%">
<div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534043252/90362801-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">頭のいい段取りの技術</a>
<div class="amazlet-powered-date" style="font-size:7pt;margin-top:5px;font-family:verdana;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/4534043252/90362801-22/ref=nosim/" title="頭のいい段取りの技術" target="_blank">amazlet</a> at 09.08.02</div>
</div>
<div class="amazlet-detail">藤沢 晃治 <br />日本実業出版社 <br />売り上げランキング: 5843</div>
<div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534043252/90362801-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div>
</div>
<div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div>
</div>
<p></br></p>
<p><span>むしろ</span>、<span>この本で払っていただけるマックスの値段はど</span>れくらい<span>なんだろうという</span>観点から値段を決めること<span>が多いですね。</span>仮に<span>１５００円を払っていただけそうなら１５００円にしますし。本当に必要なものであれば、それに見合った価格が必ずあると思う</span>んです<span>。</span>なんて、今は偉そうにいってますが、こういう値づけの考え方ができるようになったのは、『<a href="http://www.amazon.co.jp/“通販の女王”が初めて明かす-10倍儲かる通販ビジネスの秘密-臼井-由妃/dp/4534041357/ref=sr_1_1?ie=UTF8&amp;s=books&amp;qid=1249221421&amp;sr=1-1">10倍儲かる通販ビジネスの秘密</a>』という本を作ってからですね。この本、実は３０００円近い定価なんですが、本格的に通販ビジネスを立ち上げたいとか、今のビジネスの参考にしたいという読者にとっては、それくらい払っても惜しくない内容だと、著者の臼井由妃さんや、企画を紹介してくれた出版コンサルタントの土井英司さんに説得されたんです。実際、この定価でも買ってくださる読者に支えられて、増刷もかかりました。<br />
</br></p>
<div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;">
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</div>
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</div>
<p></br></p>
<p><strong>ーー安売りをすることが正解ではないわけですね</strong></p>
<p><span>そうですね。逆に</span>一見高めの価格に<span>設定することで、</span>それだけの価値を感じてもらえる本を作らなくてはいけないという、いい意味でのプレッシャーがかかることもあります。<span>安いからこの</span>程度の<span>内容でいいだろうという考え方は</span>、<span>好きではない</span>ん<span>です</span>。値段に甘えて、低いクオリティで出版されてしまった本もたまに見かけますが、そういう本は作りたくありません。<span>価格設定では、</span>その本の<span>価値に見合う価格を付けます。</span>もちろん、結果として、<span>それが相場の価格に落ち着くときもあります</span>が<span>。</span><br />
</br><br />
</br></p>
<h2>中身のある著者と中身のある本を作る</h2>
<p></br><br />
<strong>ーーそのような価値を提供できる著者の方をどうやって見つけるのですか？</strong></p>
<p><span>著者探し</span>では<span>「コンテンツが</span>ちゃんと<span>見えている人」を探すこと</span>にこだわっていま<span>す。</span>どんな形でもいいから、<span>中身</span>があるかどうかを知りたい<span>んです。ブログ</span>、<span>メルマガ</span>、本や<span>雑誌</span>の記事、セミナー、<span>小冊子でも</span>何でもいい<span>。</span>中身を垣間<span>見て、</span>自分はこの人とどんな仕事をしたいか<span>をイメージするんです。</span>だから、本が売れているから、有名だから、というだけでは、著者候補として考えないんですよね。これはある意味、僕の弱点かもしれませんが、たとえフットワークが悪いといわれようとも、少なくとも自分が知りたい中身を持っている方なのか<span>見極めるのには時間をかけています。</span>あとあと、<span>その著者の</span>方の<span>持ち味をどう引き出す</span>のといった部分にも関わってくることなので、変に焦って会いに行くようなことはないですね。</p>
<p><strong>ーー先に企画があって著者の方を探すんでしょうか、それとも著者を探すのが先なんでしょうか？</strong></p>
<p>これはケースバイケースですね。いいなと思った<span>企画から著者を探す場合</span>もあれば<span>、</span>魅力的な<span>著者</span>に会うのが先でそこ<span>から</span>企画を考える<span>場合もあ</span>ります<span>。また場合によっては、著者</span>候補の方と出会った瞬間に企画が浮かぶこともあるんです。いずれにせよ、「中身」がある人を見つけて企画と結びつけることは共通しています。</p>
<p><strong>ーーとにかく「中身」を重視されているっていうことですね</strong></p>
<p><span>そうですね。</span>ただ、実は今ほど「中身」を重視していない時期もあったんですよ。本が売れないといわれる時代だからこそ、編集者も売ることに力を入れなければと、強く思っていた頃があったんです。その考え方自体は間違いではないと思うんですが、今思うと、本の中身を作り込むことより、販売促進面に力を入れすぎていたのかもしれません。</p>
<p>ちょっとの成功と多くの失敗を繰り返した中で得た結論は、<span>結局、</span>どんなに<span>販促</span>に力を入れて<span>も、中身が</span>伴わ<span>なかったら意味が</span>ないということ<span>です。</span>広告費をかけようが色々な販促方法を試そうが、中身がそれなりの本は、それなりの動きしかしませんからね。<span>だからこそ、</span>本の中身、イコール<span>人の中身にこだわりたい</span>んです<span>。出版不況ってい</span>っても<span>、もちろん、売れる本は売れているし、いい本はたくさん出てい</span>ます<span>。</span>同時に、出版点数を稼ぐために<span>中身が</span>伴わない本も作られているのが現状でしょう。後者の本が<span>売れないからといって不況という言葉で片付けてしまうのは違う</span>んじゃないかな。試行錯誤の時期はありましたが、結局「中身」に尽きる。最近は、つくづくそう思っています。</p>
<p><a href="http://www.henshusha.jp/2009/08/06/taki04/">（続く）</a></p>
]]></content:encoded>
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		<slash:comments>1</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>日本実業出版社　滝 啓輔さん　vol.2</title>
		<link>http://www.henshusha.jp/2009/08/04/mrtaki02/</link>
		<comments>http://www.henshusha.jp/2009/08/04/mrtaki02/#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 04 Aug 2009 01:00:26 +0000</pubDate>
		<dc:creator>編集部</dc:creator>
				<category><![CDATA[日本実業出版社　滝 啓輔さん]]></category>
		<category><![CDATA[日本実業出版社]]></category>
		<category><![CDATA[書籍編集者]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.henshusha.jp/?p=742</guid>
		<description><![CDATA[スランプのときの対処法 ーー編集者として身に付けておいたほうがいいスキルはありますか？ すぐ思いつくものでは企画力、コミュニケーション力、マーケティング力……、など色々ありますが、あえて、これまで「編集者.jp」に出てい [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div id="main-photo"><img src="http://www.henshusha.jp/wp-content/uploads/main/main_taki.png" alt="日本実業出版社　滝啓輔さん" /></div>
<h2>スランプのときの対処法</h2>
<p></br><br />
<strong>ーー編集者として身に付けておいたほうがいいスキルはありますか？</strong></p>
<p>すぐ思いつくものでは企画力、コミュニケーション力、マーケティング力<span>……</span>、など色々ありますが、あえて、これまで「編集者<span>.jp</span>」に出ていた方が話されていないことを話しましょうか。それは、<span>スランプの時にどうするか</span>ということです。これは、編集者として長く活躍したいと思っている人には、とても<span>大事</span>なこと<span>だと思います。</span>自分のことを棚に上げて言いますが、<span>どんなベテラン編集者でも</span>毎回、自分が想定していた読者にきっちり本を届けられている<span>わけではないと思うんです。</span>平たい話、思った以上に売れない本を作ってしまう<span>とき</span>もある。<span>経験が浅い編集者であればあるほど、</span>売れない本が続き出すと、その波から簡単に抜けられないのかもしれません。<span id="more-742"></span></p>
<p><span>僕</span>自身、何度も<span>スランプを経験し</span>た<span>結果、</span>大事だなと思った<span>のは、そのときに焦ってはいけないということ。</span>スランプの渦中にいると<span>、例えば、</span>仕事のスタイルをがらりと変えるとか、<span>普段作らないジャンルの本を</span>あえて<span>作ってみるとか、</span>手当たり次第に人にアドバイスを乞うとか、<span>焦って</span>色々な<span>ことをしがち</span>だと思うんです。そうやってもがくのが全くだめというわけではないでしょうが、<span>そんなときこそ基本に戻って淡々と仕事をやった</span>ほう<span>がいいのかなっていう気がします。</span></p>
<p>あくまで僕の経験上ですが、<span>焦っ</span>ている<span>時</span>の選択<span>って、そんなにいい選択じゃないことが多いんですよ。そういうときこそ</span>基本に戻って、自分の仕事の流儀を確認しながら淡々と仕事をする。その中で、自分に生じてた「ズレ」、本作りで言えば、読者との「ズレ」が浮かび上がってくるのではないでしょうか。今言ったようなことは、実は<a href="http://www.henshusha.jp/2009/05/25/ichikawayujin01/">市川さん</a>が編集された『<a href="http://www.amazon.co.jp/勝負に強い人がやっていること―ここぞという時に結果を出す考え方・行動の仕方-Nanaブックス-松本-整/dp/4901491687">勝負に強い人がやっていること</a>』に書かれています。影響を受けた一冊ですね。<br />
</br><br />
</br></p>
<h2>企画は「悩み」から生まれる</h2>
<p></br><br />
<strong>ーー企画はどうやって立てていますか？</strong></p>
<p>僕<span>が</span>企画を立てるときの<span>根底に</span>は「ビジネス書<span>は、読者の仕事や人生の</span>悩みを解決する薬みたいなも<span>のだ</span>」<span>という考え方がありま</span>す。例えば、<span>最近編集した</span>『<a href="http://www.amazon.co.jp/本当に必要な人を引き寄せる-頭のいい人脈の作り方-立石-剛/dp/4534045670/ref=sr_1_1?ie=UTF8&amp;s=books&amp;qid=1249220069&amp;sr=1-1">頭のいい人脈の作り方</a>』でいえば、自分に<span>は頼れる</span>友達がいないとか、ビジネス<span>において助け合えるようなパートナー</span>がいないとか、まず<span>「人」に関する</span>悩みがあって、その悩みを解決する薬としてこの本が<span>求められている現状があるんじゃないかと。</span><br />
</br></p>
<div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;">
<div class="amazlet-image" style="float:left;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534045670/90362801-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41goIwr3VSL._SL160_.jpg" alt="本当に必要な人を引き寄せる 頭のいい人脈の作り方" style="border: none;" /></a></div>
<div class="amazlet-info" style="float:left;margin-left:15px;line-height:120%">
<div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534045670/90362801-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">本当に必要な人を引き寄せる 頭のいい人脈の作り方</a>
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</div>
<div class="amazlet-detail">立石 剛 <br />日本実業出版社 <br />売り上げランキング: 2059</div>
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</div>
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</div>
<p></br></p>
<p><span>だから</span>、企画を出すためには、編集者自身が<span>悩みをとことん</span>「棚卸」するところから始めるといいと思うんです<span>。普段、まじめに仕事してい</span>れば、もっと言えば、まじめに生活していれば、悩みの十や二十は出てくるはず。それらの<span>悩みを流さ</span>ずに記録しておけば、少なくとも企画のタネは自然とたまっていくでしょう。</p>
<p>一年半近く前に担当した<span>『</span><a href="http://www.amazon.co.jp/頭のいい段取りの技術-藤沢-晃治/dp/4534043252/ref=sr_1_1?ie=UTF8&amp;s=books&amp;qid=1249220122&amp;sr=1-1">頭のいい段取りの技術</a><span>』</span>という本があります。この本、企画の立案自体はさらに一年半前にさかのぼるんですが、今振り返ると、三年前<span>の自分が</span>一番<span>読みたかった</span>本なんです<span>。その頃よく残業していて、</span>自分では<span>頑張って仕事をしているつもりだったんだけど、要領が悪いのかいつも時間がかかってしまう。なんでだろう、どうやって解決すればいいんだ</span>ろうという悩みを前にして、そうか、その解決策を著者の方<span>に書いてもらえばいいん</span>だというところから生まれた企画です。<br />
</br></p>
<div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;">
<div class="amazlet-image" style="float:left;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534043252/90362801-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41OBeLjS1qL._SL160_.jpg" alt="頭のいい段取りの技術" style="border: none;" /></a></div>
<div class="amazlet-info" style="float:left;margin-left:15px;line-height:120%">
<div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534043252/90362801-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">頭のいい段取りの技術</a>
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</div>
<div class="amazlet-detail">藤沢 晃治 <br />日本実業出版社 <br />売り上げランキング: 5843</div>
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</div>
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</div>
<p></br></p>
<p><strong>ーー自分の悩みをもとにするだけでは、企画は尽きてしまったりしませんか？</strong></p>
<p><span>確かに</span>自分の悩みだけだと狭いですよね。<span>それは僕も自覚しています。だから</span>、他人の悩みを知る<span>・想像する</span>ことも大事だと思うんですよ。僕は、こういうことでは普段悩まないんだけど、他の人は何で悩んでいるんだろうって。</p>
<p><span>この</span>『<a href="http://www.amazon.co.jp/子連れ離婚を考えたときに読む本-新川-てるえ/dp/4534041640/ref=sr_1_1?ie=UTF8&amp;s=books&amp;qid=1249220159&amp;sr=1-1">子連れ離婚を考えたときに読む本</a>』も、僕自身<span>の悩みを追いかけるだけでは絶対に</span>出てこない企画<span>です。</span>著者の<span>方の</span>持ち込みから実現した一冊なんです<span>が、</span>タイトル<span>を決める</span>会議で男性の上司から<span>散々疑問が出たんですよね。</span>「これって別に離婚でいいんじゃない？　なんで子連れなの？だって離婚の<span>ほう</span>が幅広いじゃない」。<span>それ</span>でも、僕と著者は「子連れ」にこだわったんですよ。<span>なぜなら、それこそが離婚される方、とくに母親の一番の「悩み」だからです。</span><br />
</br></p>
<div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;">
<div class="amazlet-image" style="float:left;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534041640/90362801-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51y-ClxMu8L._SL160_.jpg" alt="子連れ離婚を考えたときに読む本" style="border: none;" /></a></div>
<div class="amazlet-info" style="float:left;margin-left:15px;line-height:120%">
<div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534041640/90362801-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">子連れ離婚を考えたときに読む本</a>
<div class="amazlet-powered-date" style="font-size:7pt;margin-top:5px;font-family:verdana;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/4534041640/90362801-22/ref=nosim/" title="子連れ離婚を考えたときに読む本" target="_blank">amazlet</a> at 09.08.02</div>
</div>
<div class="amazlet-detail">新川 てるえ <br />日本実業出版社 <br />売り上げランキング: 14160</div>
<div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534041640/90362801-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div>
</div>
<div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div>
</div>
<p></br></p>
<p>子供の親権はどうするのか？　養育費は？　離れて暮らす親と子供はどれくらいのペースで会えるのか？　<span>そういう</span>こと<span>って</span>、<span>未婚の僕にとっては、</span>確かに<span>他人の悩み</span>です。けれど、その企画の著者の方も、ライターの方も、当事者としてその「悩み」を抱えていた時期があった。何より、僕の母親も、僕が若い頃に離婚しているんですよね。そういう人たちが身近にいたからこそ、「他人の悩み」を「自分の悩み」として、とらえ直すことができた。企画を出し続ける上では、自分の<span>内からくる悩みと、他の人</span>と交わることで<span>知る悩み、両方</span>を追い続け<span>ることが欠かせません。</span></p>
<p><strong>ーー他人の悩みはどこで知るのですか？</strong></p>
<p>当たり前ですが、とにかく<span>人と会うことです。それに関しては本当に</span>意識して行っています。自分から勉強会やセミナーなどに参加することもありますし、飲み会一つとっても、先約がある場合はまだしも、「ただ、忙しいから」という理由で断ることは極力しないようにしています。<br />
</br></p>
<h2>居酒屋から生まれた一冊</h2>
<p></br><br />
<strong>ーー飲み会に行くことも仕事の一部ですか？</strong></p>
<p>そうですね。仕事の役に立っているという意味では、立派な仕事と言えると思います。<span>飲み会に行くとき、一つ気をつけているのが、遠い人との約束を優先するということです。</span>例えば、<span>社内</span>の飲み会と、<span>社外の</span>人との飲み会<span>の日程</span>が重なったら、僕は必ず<span>社外のほうを優先させます。場合によっては、社内の飲み会に１時間だけ顔出したあとに、他に行くとか。</span>やっぱり<span>、</span>普段しゃべったことがない人としゃべると、自分<span>では考えないような</span>悩み<span>を聞いたりして</span>、もしかしたら<span>同じような悩みがある</span>人は多いのかもしれないと気づくこともあります。この人たちの悩みを解決するにはどのような本を作ればいいのかなというところから、企画につながっていくんですよ。</p>
<p><strong>ーーでは結構盛んに外に出られる感じなんですね。</strong></p>
<p><span>出</span>て<span>ますね。</span>極端な話、<span>飲み会から</span>優先して<span>スケジュールを決め</span>て、無理にでも外に出る時間を作っています<span>。</span>編集者という職業柄、そうでもしないと仕事に追われっぱなしになる危険もありますし。ただ、そうした時間を捻出するために、社内で集中して作業する時間を確保するようにもしています。</p>
<p><span>昔は</span>本の影響で、こま切れの時間をいかに生かすか、といったことも考えていたんですよ。例えば、１５分電車で移動するなら、その間に少しでも<span>原稿を読もうとか</span>。でも、これはあまりうまくいかなかったですね。もちろん、<span>それでできる作業もあるとは思います。例えば、誰かに手紙を書くとか、メールを送るとか、</span>その時間内で完結するものはいいでしょう。けれど、<span>原稿を読む</span>といった<span>、ある程度の集中力や時間を要する仕事は、</span>こま切れ時間を活用しても、一回一回、流れ<span>が切れてしまうので良くないなと思ったんです。</span>だから、今では集中力が必要な仕事は、会社にこもって一気にやってしまいます。<span>その</span>ほう<span>が結果として先に早く終わるんですよね。</span></p>
<p><strong>ーー著者の方ともよく飲まれるんですか？ </strong></p>
<p><span>そうですね。</span>本が完成したときの打ち上げはもちろん、時間の許す限り、打合せのあとにもよく飲みます。中には「居酒屋から生まれた本」もあるんですよ。<span>この『</span><a href="http://www.amazon.co.jp/スタッフの夢とやる気に火をつける-てっぺん-の朝礼-大嶋-啓介/dp/4534042361/ref=sr_1_1?ie=UTF8&amp;s=books&amp;qid=1249220253&amp;sr=1-1">てっぺん！の朝礼</a><span>』</span><span>は </span>居酒屋の社長さんが著者なのですが、彼のお店でやっている朝礼がすごく面白いんだよと<span>知り合いの飲食店のコンサルタントの</span>方<span>から教えてもらったんです。朝礼</span>と<span>いっても、居酒屋なので夕方から始めるんですが、</span>お店のメンバーが例えば「ありがとう」をテーマに思い思いにスピーチをしたり、自分はどんな分野で日本一になりたいかを大声で宣言したり、とにかくパワフルな朝礼なんですよ。最初は見学だけのつもりだったんですが、朝礼のあとに社長さんとビール片手に語り合って、「この朝礼を本にしたいな」って思ったんですよね。<br />
</br></p>
<div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;">
<div class="amazlet-image" style="float:left;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534042361/90362801-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/515rHCLaNfL._SL160_.jpg" alt="スタッフの夢とやる気に火をつける! てっぺん!の朝礼" style="border: none;" /></a></div>
<div class="amazlet-info" style="float:left;margin-left:15px;line-height:120%">
<div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534042361/90362801-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">スタッフの夢とやる気に火をつける! てっぺん!の朝礼</a>
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</div>
<div class="amazlet-detail">大嶋 啓介 <br />日本実業出版社 <br />売り上げランキング: 3032</div>
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</div>
<div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div>
</div>
<p></br></p>
<p>ちなみに、その日は<span>自分自身も朝礼に参加</span>したんですが、<span>いきなり「滝さんの夢は何ですか」って聞かれ</span>まし<span>て</span>。気づいたら<span>、「</span>大嶋<span>社長の本を</span>作って<span>、売ることです</span>！<span>」って</span>叫んでました。その時点では、<span>まだ企画</span>も<span>何も決まっていな</span>かったんですがね<span>（笑）。</span>何がきっかけで企画が生まれるかなんて、本当にわからないものです。<br />
</br><br />
</br></p>
<h2>出会いに効率を持ち込まない</h2>
<p></br><br />
<strong>ーーそのような貴重な出会いを逃がさないコツはありますか？</strong></p>
<p>コツといえるかどうかわかりませんが、１回１回の<span>出会いを</span>大切にするよう心がけています。ただ、口でいうのは簡単でも、<span>それって案外難しいんですよね。</span>今、盛んに「効率化」ということがいわれていますが、忙しさに追われていると、その考え方を「出会い」にまで持ち込みかねません。例えば、セミナーやパーティーである人と名刺を交換したとき、肩書きや仕事の内容だけ見て<span>この人は仕事に</span>は<span>関係な</span>さそうだ<span>なと</span>、すぐ判断してしまう。また、これは知人の編集者の例ですが、著者の候補にならなそうな人には、名刺が切れたと嘘をついて、名刺を渡さないなんてことも。<span>でも</span>実際には<span>誰</span>と今後仕事をするかなんて、出合った時点で判断できないと思うんです。特に僕ら編集者の場合、本当に色々な方と仕事をする可能性がある。だから、口でいうほど簡単ではありませんが、<span>１回１回の出会い</span>を<span>、大切にしようと思っています。</span></p>
<p><span>それもあって、</span>基本的に名刺はいつも１００枚以上持っています。<span>セミナーや</span>パーティーに行くときも必ず切らさないようにして、<span>いつも以上の量の名刺を</span>バックの中に常に入れています。この人は<span>自分の仕事には</span>全然関係なさそうだから名刺を差し上げない<span>なんてことは考えず、少しでも「つながり」を残すようにしています。たとえ、その方と直接仕事をしなくても、</span>いつ面白い人を紹介してくれる<span>かわかりません</span>しね。<span>会社員の特権ですが、</span>お渡しするのはタダですから<span>（笑）</span>。</p>
<div><a href="http://www.henshusha.jp/2009/08/05/taki03/">（続く）</a></div>
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		<slash:comments>2</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>日本実業出版社　滝 啓輔さん　vol.1</title>
		<link>http://www.henshusha.jp/2009/08/03/mrtaki01/</link>
		<comments>http://www.henshusha.jp/2009/08/03/mrtaki01/#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 02 Aug 2009 23:00:54 +0000</pubDate>
		<dc:creator>編集部</dc:creator>
				<category><![CDATA[日本実業出版社　滝 啓輔さん]]></category>
		<category><![CDATA[日本実業出版社]]></category>
		<category><![CDATA[書籍編集者]]></category>

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		<description><![CDATA[第十回目にご紹介するのは 日本実業出版社、滝啓輔さんです。 『てっぺん!の朝礼』、『頭のいい段取りの技術』 などのヒット作を担当されています。 オリジナルの仕事哲学をわかりやすく順序立てて語っていただきました。 「出版」 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div id="main-photo"><img src="http://www.henshusha.jp/wp-content/uploads/main/main_taki.png" alt="日本実業出版社　滝啓輔さん" /></div>
<div id="attachment_731" class="wp-caption alignleft" style="width: 260px"><img class="size-full wp-image-731" title="img_8819" src="http://www.henshusha.jp/wp-content/uploads/2009/08/img_8819.jpg" alt="日本実業出版社　滝啓輔さん" width="250" height="250" /><p class="wp-caption-text">日本実業出版社　滝啓輔さん</p></div>
<p></strong></p>
<p><strong>第十回目にご紹介するのは</strong></p>
<p><strong><a href="http://www.njg.co.jp/">日本実業出版社</a>、滝啓輔さんです。</strong></p>
<p><strong>『<a href="http://www.amazon.co.jp/dp/4534042361/">てっぺん!の朝礼</a>』、『<a href="http://www.amazon.co.jp/dp/4534043252/">頭のいい段取りの技術</a>』</strong></p>
<p><strong>などのヒット作を担当されています。</strong></p>
<p><strong>オリジナルの仕事哲学をわかりやすく順序立てて語っていただきました。</strong><br />
<br clear=all></p>
<h2>「出版」のイメージそのままだった編プロ時代</h2>
<p></br><br />
<strong>ーー編集の仕事を始められてからどれぐらいですか？</strong></p>
<p>新卒で編集プロダクション（編プロ）に入社して、そこで３年半<span>働いて</span>いました。今の会社に移ってからはもう５年<span>目になり</span>ますね。<span>なので、</span>今は編集者歴８年です。</p>
<p><strong>ーー新卒で入られてからずっと編集を担当されているのですか？</strong></p>
<p><span>はい。しかも</span>ずっと書籍編集ですね。編プロは<span>普通</span>、<span>雑誌や企業の広報誌、</span><span>web</span><span>のコンテンツなどの制作</span>が多い<span>と思う</span>んですけど、最初の会社が珍しく<span>ほぼ</span>書籍<span>だけで仕事を回してい</span>たんですよ。だから、<span>8</span>年間<span>、</span>本だけを作っている生活が続いています。<span id="more-730"></span></p>
<p><strong>ーー実際に出版業界に入ってみて、ギャップは感じましたか？</strong></p>
<p><span>編プロ</span>という業態をよく理解していなかったので、会社に営業などの部署がなく、ほとんど編集者しかいないのが、ギャップと言えばギャップでしたね。けれど、もともと編集志望だったので、編集の仕事に専念できるという意味ではよかったです。</p>
<p>逆に、<span>とにかく仕事が忙しいのと、お酒を飲む機会が多いという点では</span>、僕の抱いていた「出版」の<span>イメージ通りでした</span>ね<span>。</span>実は僕の亡くなった親父も編集者で、著者の方々などと飲んでばかりいた人だったらしいので。その意味では、今いる<span>日本実業</span>のほうが、効率的に<span>仕事をして</span>残業しない<span>人が多い</span>ですし、それほど外に出て飲んだくれる社風でもない<span>ので、むしろ転職後の</span>ほう<span>がギャップを感じ</span>たかもしれません<span>（笑）。</span></p>
<p><strong>ーー編プロから出版社に移られたきっかけはなんだったんでしょうか？</strong></p>
<p>これは<a href="http://www.henshusha.jp/2009/06/29/wada01/">ダイヤモンド社の和田さんもインタビュー</a>でおっしゃってましたが、編プロはどうしても「作る」という川上の作業しか担当できず、「売る」ことにまで責任を持てませんよね。また、ハードワークの日々が続くことにも不安を感じました。仕事がだいたい<span>深夜</span><span>2</span><span>時ぐらいに終わって、それから飲みに行くみたいな</span>日が多かっ<span>たんですよ。</span></p>
<p>そんな<span>生活が続く中で、自分のキャリア</span>を考えたとき、<span>ずっとこのままでいいんだろうかと疑問を感じたんです。</span>自分の作った本がどのように売られるのかもよくわからずに、毎日仕事に追われ、狭い人間関係の中で一日が完結する。出版社が「本土」だとしたら、自分は遠く離れた「離島」に閉じ込められているよう閉塞感がありました。</p>
<p><strong>ーーでは、転職活動は積極的にされたんですか？</strong></p>
<p>正直に言うと、積極的にも何も、転職活動を始めざるを得ない状況だったんですよね。もしかすると見た目とギャップがあるかもしれませんが、<span>僕は自分の意見をかなりはっきり言ってしまう</span>ほう<span>なんです</span><span>。で、</span>その性格が仇になりまして。僕が当時いた<span>編プロでは社長の意見が絶対で、本のタイトルも全て社長が</span>独断で<span>決めていたんです。</span>けれど、編集者からしたら、自分が企画を立ててとってきた原稿なら、<span>社長よりも自分の</span>ほう<span>が絶対</span>、原稿にマッチしたタイトルがつけられるのに、と思うこともあるんですよね。今振り返れば、「余分な思い入れがないからこそ、つけられるタイトルもある」というケースが存在することもわかるんですが、当時はそこまで冷静に考えられませんでしたね。だから、社長のつけたタイトルにもよく反論したりして、彼からすれば、反抗的な新米編集者だったと思います。</p>
<p>社長と僕との張りつめた<span>関係が他の社員に迷惑をかけていたことは自覚していました。加えて、さっき言ったような不安もあり、ある日、</span> 転職先も決めないで辞めてしまいました。日本実業は実は転職活動を<span>始め</span>て１社目で受かってしまっ<span>たんですよね。だから、</span><span>1</span>ヵ月ぐらいしか活動していないんです。<span>日本実業に受かったのは</span>、編プロでひたすら本を<span>作ってきた経験</span>をプラス<span>に</span>評価していただけたの<span>かなと</span>。</p>
<p><strong>ーー実務経験を武器にされたのですね</strong></p>
<p><span>そうですね。</span>雑誌や<span>web</span>の一部分の編集・ライティングではなく、丸々<span>一冊担当しました</span>という経験が、書籍の編集を大きな柱としている今の会社には魅力的に映ったのかもしれません。<br />
</br><br />
</br></p>
<h2>編集者は「真ん中」の存在</h2>
<p></br><br />
<strong>ーー忘れられない失敗はありますか？</strong></p>
<p>一口に「失敗」と言っても、ケアレスミスから取り返しのつかないようなものまで、色々ありますよね。その中でも自分にとって忘れられないのは、ある売れなかった本のことです。僕の担当した中で、中身はよくて、手応えもあったのに、予想を裏切ってあまり売れなかった本があるんです。<span>それは</span>今思うと、本作りの際、<span>著者の方のいうこと、</span>思い<span>だけを</span>重視し<span>てしまって、読者の方の視点を</span>ちゃんと意識してなかったのが原因<span>でした。</span>作り手の<span>側だけで盛り上がって仕事を進めて、</span>いざ出版<span>した後に、これは誰が読むべき本だったんだろうって</span>、非常に初歩的な疑問が出てしまったんですよね<span>。</span></p>
<p><span>経験上、</span>受身になって著者<span>の方だけ</span>に合わせすぎると良くないんですよ。編集者はやはり<span>「</span>真ん中<span>」</span>の存在だと思います。著者と読者、<span>また両端には</span>書店<span>や出版社の</span>営業が入る場合もあります。<span>いずれにせよ、</span>どんな場合でも常に真ん中にいることを忘れないことが大切で、一方に偏ってはいけません。</p>
<p><span>これは、僕がいうことではないかもしれませんが、</span>他の「もの作り」の<span>世界でも同じ</span>ような<span>ことがいえると思うんです。</span>たとえば家具の<span>デザイナーさんは各自こだわりをもってやっていらっしゃると思うんですが、それが先行しすぎると、</span>普通の人が普段の生活の中でストレスなく使えるものとは、かけ離れてしまうかもしれませんよね。<span>自分がすごいオシャレなもの</span>を<span>作れますっていうことを主張</span>したいだけ<span>であれば、</span>それは「<span>アート</span>」の世界だと<span>思うんです</span>。「商品」を作るなら、こういう言葉は好きでないですが、やはり「エンドユーザー」のことを考えるべきだと思います<span>。</span></p>
<p>本でいうなら、企画を考える、タイトルを付けるという過程で、「<span>自分たちはこんな本が作りたい</span>」という発想<span>と同時に</span>、<span>「</span>読者<span>だったらこんな本が</span>読みたい<span>はずだ」</span>っていう視点<span>を併せ持って</span>作らないといけません。誰のために作っているのか、誰からお金をもらっているのか<span>、</span>というと、<span>結局</span>読者の方なんですよね。その視点を置き去りにしてしまうことは、誤字脱字や<span>著者の方との行き違い</span>よりも、<span>編集者にとって</span>本当の意味での失敗<span>ではないかと</span>思っています。なので、読者目線でいることは常に心がけています。</p>
<p><a href="http://www.henshusha.jp/2009/08/04/taki02/">（続く）</a></p>
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